女子短大生の起床時の生活行動の実態

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自立した生活者を目指して歩むことが望まれる女子短大生のライフスタイルには,前報で指摘したように生活の夜型化や生活習慣の乱れの兆候など,現在さまざまな問題が見受けられる。生活の質を検討するとき,生活時間の内容が問題とされることはすでに述べたが,NHKが行っている国民生活時間調査によると,大学生は高校生に比べ,授業や学校の行事,学外学習など学業の時間が減少し,レジャー活動や個人的つき合いなど自由時間が増加していること,また,アルバイトに従事する者が増加していることなどが報告されている。社会の急速な変化に伴ない,学生を取り巻く環境も大きく変化してきており,それらが学生生活に影響を及ぼしていることが考えられる。学生の生活時間の実態を調査することにより,生活時間の内容の一般的な傾向を知ることができれば,その結果を教育現場へ反映させることができ,学生指導にも有益であると考える。前報では,女子短大生のライフスタイルの実態を把握するため生活時間調査を行い,生活必需行動の中の睡眠に注目してその特徴を検討した。本報では,起床在宅時,外出時における生活行動のなかで,特に女子学生に特徴があると思われる行動について着目し,それらの時間的実態の傾向について検討を試みた。
西南女学院大学の論文
2003-01-23

女子短大生の起床時の生活行動の実態

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