3 経皮的経静脈的僧帽弁交連裂開術(PTMC)の長期経過について(シンポジウム成人心臓血管治療の最前線 : Interventionと外科治療)(第571回新潟医学会)
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概要
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Percutaneous transvenous mitral commissurotomy (PTMC) using Inoue balloon catheter was attempted in 90 patients with symptomatic mitral stenosis between March 1989 and December 2000. Cases included 69 women and 21 men (mean age 52 ± 10 years). Serial clinical follow-up was undertaken in 82 (91 %) patients. There were three deaths from cardiac causes and three deaths from other causes. The cardiac event-free (the percentage of patients without death from cardiac causes, mitral valve replacement, and repeat PTMC) survival rate was 94 %, and 78 % at 5, and 10 years, respectively. According to the results of PTMC, patients was divided into two groups: a successful group (mitral valve area ≧ 1.5 cm^2), and unsuccessful group (mitral valve area < 1.5 cm^2). In patients of the successful group, the cardiac event-free survival rate was 100 %, and 84 % at 5, and 10 years, respectively. Of the 82 patients, long-term follow-up (more than 5 years) was undertaken in 56 patients. The mean follow-up interval was 96 ± 25 months. Mitral valve area was determined by the echocardiography. The mitral valve area changed from 0.98 ± 0.25 cm^2 before PTMC, to 1.64 ± 0.40 cm^2 immediately post-PTMC, and to 1.48 ± 0.37 cm^2 during the follow-up period. Moreover, symptomatic improvernent (NYHA class I or II) was sustained in 91 % of the patients. We concluded that PTMC is safe and effective in the treatment of mitral stenosis and the successful PTMC has good long-term results.
- 新潟大学の論文
- 2003-02-10
著者
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