バスケットボールの高校女子選手の内皮機能について
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概要
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トレーニングを行っている高校女子選手の内皮機能が亢進するかどうかを調査するため高校バスケットボールトレーニングに継続的に参加している女子選手8名(15.99±0.66才)とトレーニングを行っていない高校女子生徒8名(17±0.55才)を対象として研究を行った。内皮機能は高解像度超音波法で計測した右上腕動脈のFlow-mediated dilatation(FMD)によって評価した。FMD%=(圧力を解除後上腕動脈の最大な拡張直径-安静時上腕動脈の直径)/安静時上腕動脈の直径×100%との算式で算出した。選手群と対照群ではVo_<2max>に有意な差が認められた(P<0.05)。血中脂質の濃度は両群ともにいずれも正常の範囲であった。運動群毎日のトレーニング量は60%のVo_<2max>が143分間と,80%のVo_<2max>が83分間であった。選手群では安静時における上腕動脈の直径の絶対値は大きかったが(P=0.05),体表面積(BSA)で校正すると両群間の差異はなくなった。FMD%は両群の間に有意な差がなかった。FMD%と安静時上腕動脈直径の絶対値との間には相関関係がなかった。これらの結果から高校バスケットボールの女子選手にはトレーニングによる内皮機能の増加が認められなかった。
- 岐阜大学の論文
- 2003-03-31
著者
-
Zhao Liping
岐阜大学医学部総合病態・予防医学講座スポーツ医科学分野
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DU Na
Department of Sports Medicine and Sports Science, Gifu University Graduate School of Medicine
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OGURI Kazuo
Department of Sports Medicine and Sports Science, Gifu University Graduate School of Medicine
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OGURI KAZUO
岐阜大学医学部スポーツ医・科学講座
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DU NA
岐阜大学医学部総合病態・予防医学講座スポーツ医科学分野
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Du Na
Department Of Sports Medicine And Sports Science Gifu University Graduate School Of Medicine
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Oguri Kazuo
Department Of Sports Medicine And Sports Science Gifu University Graduate School Of Medicine
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DU Na[他]
岐阜大学医学部
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