燃料瓦斯としての水素に就て(昭和四年六月十五日燃料協會第七十一囘例會講演)
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概要
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「水素は一般向の氣體燃料として將來石炭瓦斯其他の工業瓦斯に代り得る可能性があり、又他の種類の瓦斯の企及し得べからざる特性があるから將來は必ず石炭瓦斯の代りに水素が用ゐらるべき者である」とは以前から著者の持論であつて此れを此機會に於て爰に發表して大方の批判を乞ふ次第である、就ては編中の諸材料も多少不完全な點もあろうし又希望の範圍を越へて多少空想的の事柄も加味してある事は幾重にも御宥恕を願つて置き度い、併し水素を氣體燃料として使用すればよいと云ふ事は決して著者の獨創ではなく既に一八六八年に佛國人E. Viel氏が唱へてから屡々同様の議論が主張せられた事がある事を記して置く
- 一般社団法人日本エネルギー学会の論文
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