燃料加工に高壓電氣の應用(大正一四年三月二七日平壤講演會に於て)(平壤講演會, 滿鮮大會講演録)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
燃料加工に就て從來行はれたる方法は主として壓力、熱、及觸媒の使用に限られたるが如し此等の三方法に依る以外高壓電氣を加工の一手段として使用するも亦一方法なる可しと信ず高壓電氣の應用により瓦斯相に於ける加工法として電氣收塵法の理を説明し熔鑛爐瓦斯の淨化、乾餾生成物の分離收集法を擧げ製鐵瓦斯の電氣淨化法は滿鮮地方の如き寒國に於て特に重要視せらる可きを説き液相に於ける加工法としては原油の水分除去タールの脱水等を詳説し次で高周波高壓電氣を應用し水素及メタンの添加に依り重油を輕油に變じ得る方法裝置を擧げ最後に演者は石炭末を吹飛して高壓電氣にて處理して含灰量を減少せしめんとする新選炭法の原理と裝置とを説明し實驗結果を標本と數字とによりて詳細に説明せり。
- 一般社団法人日本エネルギー学会の論文
- 1925-05-20
著者
関連論文
- 水性瓦斯より炭化水素及酒精類を合成する場合の平衡條件に就て
- 本邦に於けるコットレル式電氣收塵法輓近の發展(昭和六年六月十三日燃料協會第九十二囘例會講演)
- 歐米に於ける電氣收塵法實施の状況(昭和四年六月十五日燃料協會第七十一囘例會講演)
- ランカシヤ汽罐の焚燒に就て(下)
- ランカシヤ汽罐の焚燒に就て(上)(昭和三年一月一四日第五九囘例會講演)
- 石油處理に關しコロナ放電の應用
- 滿鮮に於ける気力發電
- 燃料加工に高壓電氣の應用(大正一四年三月二七日平壤講演會に於て)(平壤講演會, 滿鮮大會講演録)
- 燃料工業に關する高壓電氣の應用に就て(工政會主催夏期理工科大學に於ける燃料研究所講演)