水性瓦斯より炭化水素及酒精類を合成する場合の平衡條件に就て
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概要
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※水性瓦斯を原料とする炭化水素並にアルコール類合成に關する諸反應を擧げ其の保有熱量、自由エネルギー變遷の式を算出し各反應の平衡常數を掲げ之に對する考察をなせり 〔註譯者述ぶ=本論文は一九二七年四月一一-一六日米國リッチモンドに於て開催せられたる米國化學協會第七三囘年會の工業化學部會に提出せられたるものにして米國鑛山局長の許可を得てInd. & Eng. Chem., Vol.19, July, 1927, 801-803に掲載せられたるものなり、著者は鑛山局ピッバルグ實驗場員なり 本論文は主として水性瓦斯より炭化水素類及酒精類を合成する場合の化學反應に於ける平衡條件に就て論じあれども、化學反應の進行に關し反應物體並に生成物が保有する相互の熱量並に自由エネルギーの遷移は一般燃料に關する化學反應考究上相當重要なるものなるべきを思ひ且つは本文に引用せる文献も斯方面の研究者に對して好個の参考資料たる可きが故に茲に其の全文を譯出して載録する事とせり、但し本文には保有熱量、自由エネルギーの變遷の算式は極めて簡單に記述しありて相當多くの文献を繙くに非らざれば其結果を求むろ事難きが如きものあるに依り註譯者は其一、二に就て計算公式或は文献より見出せる數字を添へて計算法を明にし讀者の參考に供したり、文中※印を付せるものは註譯者に於て添加せるものなりとす〕
- 一般社団法人日本エネルギー学会の論文
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