DNA解析による動物の感染症の確定診断と鳥類の性別(平成14年度麻布大学公的研究助成金事業研究成果報告)
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概要
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1.16S rDNA(一部)の塩基配列を解析することにより,チーターに感染するH属菌が少なくとも4種類あることがわかり,PCR-RFLP解析により,それらを3つのグループに分けることが可能であった。ブタでは少なくとも3種類のH属菌の感染が確認でき,胃内での存在部位により菌種が異なっていることがわかった。2.PCRは糞便サンプルからのCPVの検出および型判別に有効であることを確認した。まず,CPV-2型かCPV-2bまたは-2bかを検出し,後者だった場合は,さらにCPV-2bの判別をすることが可能だった。4.DNA鑑定により,本個体は通常の雌と同様にXX型染色体を示すが,雄特有のSRY遺伝子ももっている(おそらく減数分裂時の組換えによる)ことから半陰陽になったと考えられた。
- 麻布大学の論文
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