<原著> 家族・施設・地域の福祉ガバナンス
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概要
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"本報は,高齢被介護者を主体とした家族・施設・地域の福祉ガバナンスを体系的に提示することにある. 高齢被介護者のライフ(生命・人生・暮らし)福祉の向上を図るためには,介護の場である在宅・施設・地域という各セクターが十分に機能を発揮し相互作用することにある.また,3つの場のネットワーク機能は,互助・共助・公助のサポート力が連携することで機能する.とりわけ,家族や近隣者などの血縁・地縁機能,福祉NPOや社協,協同組合などの準市場・ボランタリー機能・共同機能,さらには政府・自治体などの行政機能が主体的に協働することが重要である.すなわち,これらの介護支援主体とコーディネート機能が福祉ガバナンス成立に不可欠な要素となる. 各支援主体をネットワークする福祉ガバナンスの体系化は,高齢被介護者の主体形成だけでなく,地域福祉の充実に関しても意義ある研究に繋がるものと確信している."
- 川崎医療福祉大学の論文
著者
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