野鳥、鶏肉、イヌおよび砂場からのSalmonellaの分離
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概要
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人と生活環境を同じにしている動物および畜産物の472検体についてSalmonellaの検出を行い、次の様な成績が得られた。野鳥材料としてスズメ69、ハト93、カラス11、水鳥3、ツバメ1および不明6の糞便検体を検査したところ、ハト材料から1株(1.1%)のSalmonellaが分離された。血清型はO7群に属するものであった。また家禽材料として鶏肉137および鶏糞便6検体を検査したところ、鶏肉から12株(7.6%)のSalmonellaが分離できた。分離株の血清型はO7群7株、O13群2株およびO35群3株であった。分離率の高い店舗が1カ所認められた。イヌ糞便54検体から血清型O35群に属するSalmonellaが1株(1.9%)分離された。また砂場の砂98検体からSalmonellaの分離は陰性であった。以上のように検査した検体から少数ながらSalmonellaが分離されたことは公衆衛生上問題である。
- 熊本保健科学大学の論文
- 2000-12-15
著者
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