ベルリンの科学アカデミー
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概要
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ベルリンの科学アカデミーはロンドン王立協会、パリ王立科学アカデミーに次いで、一七〇〇年に創設された。これは十七世紀における自然科学の飛躍的な発展が促した出来事である。創設したメンバーの中心には、G・W・ライプニッツがいた。神学、哲学、数学、物理学、言語学など多くの学問領域で抜きん出た業績を挙げた天才が、キリスト教会と世俗権力の軋轢、新旧宗教対立の騒擾、神聖ローマ帝国の凋落、ドイツ領邦の権力抗争の只中でどのようにアカデミー創設に関わったのかを追ってゆくと、科学アカデミーについて、文化史上の意味ばかりではなく、科学者を組織化することの宗教的・政治的な文脈も見えてくる。本稿は宗教、政治、思想、文化のさまざまな角度からベルリン科学アカデミー設立の歴史的意義を検討する試みである。
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