領域別実習における学生の人的環境の役割認識と、人的環境が満足度・深度に与える影響について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
看護学実習において、実習環境としての人的環境は学生の実習に様々な影響を与える。本学の4年次生42名を対象に領域別実習の前後で、実習での人的環境をどのように認識しているのか、また人的環境の認識と実習の満足度、深度との関連を調査した。今回の調査では、独自の質問紙を作成し、実習環境としての人的環境をグループメンバー、看護スタッフ、教員の3者に分けて、学生自身がどのように認識しているかを明らかにした。その結果、グループメンバーについては<指導>的役割、<支持>的役割、<モデル>役割がバランス良く認識されていた。看護スタッフについては、学生は役割が認識しにくく、教員については実習後には全ての役割カテゴリーで得点が上昇していた。実習の満足度、深度と人的環境の認識との関連は明確にはならなかった。これらの結果から、よりよい実習環境作りについての考察を行った。
著者
関連論文
- 大学生と親世代の性の意識に関する研究 : 文章完成法を用いた質的データの分析から
- 先天性心疾患患児を持つ親の入園に関する思い
- 領域別実習における学生の人的環境の役割認識と、人的環境が満足度・深度に与える影響について
- 151 低出生体重児の出生に影響をおよぼす要因の検討(胎児、新生児3)(第45回日本母性衛生学会総会学術集会)