トリフルオロアセチルアセトン錯体のガスクロマトグラフィーによる汚染水中の微量クロム(III,VI)の定量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
汚染水中に存在する微量クロムの定量に対して,トリフルオロアセチルアセトンとクロムの錯形成条件と,その錯体のガスクロマトグラフ分析法を検討した.この方法は,定量操作の簡便性に加えて,クロム検出限界濃度がほぼ0.03μg/lにも及ぶため,クロムに汚染された河川水や海水試料の定常分析用として十分に適用できるものである.0.25μg Cr/lの試料に対する測定値の変動係数は13%前後である.汚染水中に共存する程度の重金属類,塩類や有機物質量では,クロム回収操作における干渉はほとんど認められなかった.
- 1983-12-05
著者
関連論文
- 東条湖における水質および物質収支
- 播磨灘沿岸海域における富栄養化現象
- 高速液体クロマトグラフィ-を用いた自然水中のビオチンの定量法
- トリフルオロアセチルアセトン錯体のガスクロマトグラフィーによる汚染水中の微量クロム(III,VI)の定量
- 兵庫県内の湧水の水質について
- けい光X線分析法による河海域底質中の金属類の定量 : 微量金属のけい光X線分析に関する研究(第2報)
- 市川,加古川における底質有機汚染状況とフマル酸からみた底質の分類
- 生成フマル酸からみた河川堆積物の生物的浄化作用の検討