8-7 垂直二層膜媒体と長手磁気記録媒体におけるイレーズバンドの検討
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概要
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超高面密度化を図るためには、線記録密度のみならずトラック密度を高くする必要がある。高トラック密度化を図る上で問題となるのは、隣接トラックの磁化情報を乱す働きをする、トラック端部に現われるイレーズバンドである。そこで本報告では、実際の読み出し/書き込み性能から評価できるオフトラックプロファイルの測定を通じて、トラックピッチを決定付ける要因の一つであるイレーズバンドの検討を行った。垂直二層膜媒体/単磁極ヘッド書き込みの系において、オフトラックプロファイルの測定結果から得られたイレーズバンド幅は25nmと極めて狭く、長手磁気記録媒体におけるイレーズバンド幅の1/6程度であった。これは超高面密度化を図る上で、高トラックピッチ化に有利であることを示す。
- 1998-10-29
著者
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