山羊初乳のBrix値とlgG値の相関性について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
牛初乳において、IgG値含量と糖度Brix値に正の相関があることを用いたIgG値含量の簡易測定法が、山羊初乳においても適用可能かどうか搾乳回次別の山羊初乳を比較検討した。その結果、山羊初乳においても両値に1%水準で有意な正の相関が得られた。しかし、山羊初乳においてIgG値含量が「普通レベル」に相当するBrix値は牛の場合よりも高い17.4%〜21.5%であった。また、山羊初乳においてはIgG値含量レベルから見て2回目搾乳までが初回に給与する初乳として適していると考えられるが、初回搾乳に比べIgG値含量が1/3レベルに低下するため、別々に保存し子山羊の状態に応じ給与する必要があると考えられた。
- 2005-11-25
著者
-
小林 孝至
独立行政法人家畜改良センター長野牧場
-
武井 直樹
独立行政法人家畜改良センター長野牧場
-
海老原 克仲
独立行政法人家畜改良センター長野牧場
-
名倉 義夫
独立行政法人家畜改良センター長野牧場
-
藤田 優
独立行政法人家畜改良センター長野牧場
-
藤田 優
家畜改良センター長野牧場
-
名倉 義夫
家畜改良センター長野牧場
-
武井 直樹
独立行政法人家畜改良センター熊本牧場
-
藤田 優
独立行政法人家畜改良センター十勝牧場
-
名倉 義夫
独立行政法人家畜改良センター茨城牧場長野支場
関連論文
- 山羊初乳のBrix値とlgG値の相関性について
- 山羊直腸便からの乳酸菌単離とその乳酸菌発酵ミルク給与が山羊の免疫性に及ぼす影響
- ヤギ精巣におけるリラキシン関連因子の局在と性成熟に伴う発現パターン
- 日本ザーネン種ヤギにおける泌乳曲線のパラメータに影響を与える要因
- 血漿中プロジェステロン値を用いた山羊の分娩予測法及び妊娠診断法の検討
- 山羊関節炎・脳脊髄炎(CAE)の清浄化
- 山羊におけるα_1酸性糖タンパク質(α_1-AGP)の濃度について
- 山羊初乳からのラクトフェリン分離・精製と大腸菌に対する抗菌性
- ヤギ精巣上体精子の生存性、運動性および受精能
- 超早期人工哺乳の粉末初乳において違いが仔山羊の発育性等に及ぼす影響
- 技術情報 山羊の人工授精技術の現状
- 山羊乳中の塩基性タンパク質の抗菌性と経口投与ウサギの血液成分に与えた影響
- ヤギ精巣におけるリラキシン関連因子の局在と性成熟に伴う発現パターン
- 自然哺乳子ウシから分離されたLactobacillus amylovorus Strain Kumamoto (JCM14931)の整腸剤としての可能性
- 自然哺乳子ウシから分離された Lactobacillus amylovorus Strain Kumamoto (JCM14931) の整腸剤としての可能性