山羊におけるα_1酸性糖タンパク質(α_1-AGP)の濃度について
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概要
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急性期反応タンパクの1つであるα_1酸性糖タンパク質(α_1-AGP)の血中濃度について一元放射免疫拡散法(SRID法)を用いて定量した。その結果、60日齢以上の健康山羊(n=70)の95%が50.00μg/ml未満であったことから、この値以上を異常値と仮定した。加えて、健康状態の悪い山羊(n=26)の濃度と比較したところ健康状態の悪い山羊の平均は161.28±138.46μg/mlで81%が50.00μg/mlの値を超え異常と判断された。また、日齢別に健康山羊のα_1-AGP濃度は、60日齢以上で30.86±11.62μg/ml (n=70)を示し、生後7日齢で142.16±46.67μg/ml (n=10)を示した。この値を健康牛と比較した場合、概ね1/9の濃度であった。また、牛の場合と同じく若齢子山羊のα_1-AGP濃度は60日齢以上の成山羊よりも有意に高かった。(P<0.01)加えて、治療中の山羊のα_<1->AGP濃度の推移により、山羊においてもα_<1->AGP濃度が治療効果を判断する1つの指標として、利用可能であることが示唆された。
- 日本家畜管理学会の論文
- 2005-07-25
著者
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武井 直樹
独立行政法人家畜改良センター長野牧場
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海老原 克仲
独立行政法人家畜改良センター長野牧場
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名倉 義夫
独立行政法人家畜改良センター長野牧場
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藤田 優
独立行政法人家畜改良センター長野牧場
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藤田 優
家畜改良センター長野牧場
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名倉 義夫
家畜改良センター長野牧場
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武井 直樹
独立行政法人家畜改良センター熊本牧場
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藤田 優
独立行政法人家畜改良センター十勝牧場
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名倉 義夫
独立行政法人家畜改良センター茨城牧場長野支場
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