「Liaison(リエゾン)〜広げよう!みんなの輪project」実施報告 : 大学祭での学生・教員合同企画による精神障害に関する啓蒙活動
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概要
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2003年11月の大学祭にて精神障害への啓蒙活動を学生・教員合同企画にて行った。目的は精神疾患や精神医療ユーザーへの関心を高め、正しい認識をしてもらい、精神障害者の社会参加促進に役立てることとした。具体的内容はVirtual Hallucination体験、パネル展示、交流販売における精神医療ユーザーとの交流である。結果として、大学で学生と教員が共同で地域に呼びかけた相互交流では、実施者自身の学びは大きく、両者が持つ長所を最大に活用できた。来場した地域住民と参加したユーザーからはよい反応と評価が得られ、こうした活動への関心の高さと期待が伺えた。ユーザーを含めた地域の人々と大学との交流の輪を広げることができ、ユーザーが願う「ありのままの本当の姿」の理解に繋がるきっかけ作りとなった。今後の課題としては、地域住民から多くの精神保健に関する質問や相談を受けたことから、地域住民のニーズを把握し、それらを次回の地域への発信(貢献)に活かすことが挙げられる。
- 2004-07-01
著者
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天谷 真奈美
埼玉県立大学
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阿部 由香
埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科
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大塚 麻揚
埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科
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藤川 剛
埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科
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福手 綾子
埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科
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堀田 麻由美
埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科
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天谷 真奈美
埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科
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