バイオセラミクス破断試験時のアコースティック・エミッション特性 : AE波平均周波数のヤング率依存性

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概要

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近年、バイオセラミクスは人工骨や人工歯根などに使われている。しかし、これらは強度不足の問題を抱えている。本研究の最終目的はバイオセラミクス強度の改善策を提案することである。そこで、破断時のバイオセラミクスのアコースティック・エミッション(以下AE)波の平均周波数はどのような材質依存性を有するかを検討した。そして、次の結果を得た。第一に、バイオセラミクスのAE平均周波数は、ヤング率、硬度等の材質に依存すること、第二に、正方晶安定化ジルコニア多結晶(TZP)では相転移がAEパラメータに影響を与えていると思われることが分かった。そして第三に、二つの実験式を明らかにした。一つは平均周波数とヤング率の関係で、もう一つは平均周波数と音速の関係である。この結果より、アコースティック・エミッション法はバイオセラミクスの機械的特性評価に有効であることがわかった。
2005-11-23

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