PDP新セル構造を用いたリブ高さ・面放電ギャップ長・誘電体層厚と輝度・発光効率・駆動マージンとの相関調査(電子ディスプレイ)
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概要
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放電不活性膜によりストライプリブでも低遮光損のPDPに関し, リブ高さ, 誘電体層厚み, 面放電ギャップ長を標準値(それぞれ約140, 30, 75μm)の前後で変化させ, 輝度・発光効率の改善を試みた.高リブ化では, 高Xeとの組合せにおいて改善効果がほとんどない上に, 駆動電圧マージンが縮小する.対して低リブ化では改善効果がある上, アドレス放電応答改善により高Xeへの適応性にも優れる.誘電体層増厚は輝度が著しく低下し, 維持電圧も上昇する.むしろ減厚の方が, 輝度・発光効率が顕著に改善する上, 低電圧化でも有利である.面放電ギャップ狭小化は輝度・発光効率に関し逆効果である.一方, 拡大化は105μmでは効果乏しく, 130μmでは効果あるが高Xeとの組合せで放電が異常に困難なため総合的には不利となる.
- 2005-12-01
著者
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佐野 耕
三菱電機株式会社ディスプレーデバイス統括事務部
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佐野 耕
三菱電機株式会社京都製作所
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牧野 誠太郎
三菱電機株式会社京都製作所
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永野 眞一郎
三菱電機株式会社通信機製作所
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城 啓介
三菱電機株式会社京都製作所
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