1A-3 DependabilityにおけるシステムのComplexityについての試論(第3回信頼性研究発表会REAJ)
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概要
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修理系のシステム特に大規模コンピュータシステムをみるときその複雑性の状態に対応した総合的な系の信頼性が存在する事が観察される。又系の機能的な使命を完全なものにするべく系の構成要素、ハードウェア、ソフトウェア、及び保守体制と保守の計画管理改善が絶え間なく行われている。これは系の構成要素の変更を余儀なく行うことになる。更に系の構成要素の数と関連要素の繋がりが多ければ多いほど変更の数と場合の数が増えて恰も系が増殖している様に観察される。この観察の中に複雑化した系ではもはや系全体の信頼性向上は望めず唯ひたすら現状の水準を確保するだけであるという現状をみる。即ち系の信頼性成長はなく、その総合的な信頼性の改善活動と効果は一つの値を中心とした一種の飽和的状態又は平衡状態となって観察される。この小論では過去の例に基づいて、系の複雑性を定義とその複合した構成要素の関連と総合的な依存性の中から発生する系の総合的な信頼性との相関関係を吟味し、系の最適複雑性の存在と条件の試論への足がかりとする。
- 日本信頼性学会の論文
- 1995-05-10
著者
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