重度の先天性筋緊張性ジストロフィー症の一症例
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概要
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症例は女児, 筋緊張は先天性筋緊張性ジストロフィー症の中でも特に低緊張の為に, 正常発達に見られる有用な運動はあまり見られず, むしろ異常発達につながる運動が見られた。呼吸機能の活動性も未熟で途中1歳5ヵ月時と1歳7ヵ月時に肺炎のために通園が不可能な時期があった。そこで今回, 正常発達の機能的な動作や姿勢を取り入れた運動療法を1歳から実施した結果, 1歳3ヵ月に正中位指向, 1歳4ヵ月に両下肢挙上, 1歳5ヵ月に寝返りなどが可能となり, それに伴い呼吸機能も安定し1歳9ヵ月から2歳8ヵ月の現在まで肺炎にかからず毎日通園が可能となった。これにより低緊張に対する理学療法の必要性を再確認した。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1994-07-31
著者
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