新生児早老症様症候群の理学療法経過
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
新生児早老症様症候群(Neonatal progeroid syndrome; NPS)は, 出生時から見られる早老症様顔貌, 皮下脂肪組織の減少, 発達遅滞を特徴とする極希な疾患である。今回, 姉弟発症例のNPSに対して, 症例1(姉)は2歳より5歳4カ月まで, 症例2(弟)は1歳より3歳6カ月まで, 神経発達学的治療に基づく運動療法を実施した。その結果, 症例1は5歳2カ月より段差昇降, 症例2は3歳1カ月より歩行器歩行が可能となった。本2症例は, 筋緊張低下, 筋力低下, 関節形成不全, 特異な体型, 呼吸・摂食機能障害を有したものの緩徐な運動発達を示した。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1997-09-30
著者
関連論文
- 本邦における Alberta Infant Motor Scale の Percentile ranks の調査
- 新生児早老症様症候群の理学療法経過
- 207. 新生児早老症様症候群の理学療法経過
- 先天性筋線維型不均等症の理学療法経過
- 373. 重度の先天性筋繊維型不均衡症の一症例
- 重度の先天性筋緊張性ジストロフィー症の一症例
- 149. 重度先天性筋緊張性ジストロフィー症の一症例
- ビデオ情報による Alberta Infant Motor Scale の信頼性に関する研究
- 新しい運動発達評価法 Alberta Infant Motor Scale の紹介
- 外来通院患者における頸椎牽引療法の実施状況とその社会生活への影響に関して
- Aberrant Behavior Checklist の紹介
- 低酸素性虚血性脳症児の理学療法経過
- 症例報告 8P-症候群の理学療法経過
- 小児神経筋疾患の理学療法 (特集 こどもの理学療法)
- 症例報告 運動発達の改善がみられた滑脳症児の理学療法経過
- Chitayat症候群の理学療法経過