公衆網と信頼性(日本信頼性学会第9回信頼性シンポジウム)
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概要
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公衆通信網(以下単に公衆網PSTN : Public Switched TelephoneNetwork)は、電話サービスを適切な条件で公平に提供することにより、サービスのあまねく日本全国における安定的な供給の確保に寄与することが課せられている(日本電信電話株式会社法第2条)。このため、公衆網は一定水準の通信品質(接続品質、伝送品質、信頼性)を確保しながら網コストを最小化するよう設計している。通信網の信頼性対策は網コストに大きな影響を与えるので、公衆網の信頼性設計の考え方と信頼性対策をはじめに紹介する。しかしながらサービス提供機会の平等を目指す公衆通信サービスと市場競争がもたらす資源配分の効率性とは完全に一致しないのが現実である。現在急速に成長しているコンピュータ通信サービスは、インタネット、CATV等の通信サービスと協調・競合するため厳しい料金競争が展開されている。そこで96年からNTTがサービスを開始予定のIPルーチングに基づくコンピュータ通信サービスのねらいを紹介する。
- 日本信頼性学会の論文
- 1996-11-10
著者
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