新世紀における信頼性学会の進化
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概要
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信頼性学会内での討議を元に新世紀における信頼性学会の発展方向について私見を述べる.従来の領域における信頼性の検討対象は部品, 機器, 装置, ソフトウェア, 情報, システムさらに複合システムへと変化している.現在日本国内では様々な組織で, 顧客や市民からの信頼を裏切るような事故が起きているが, 信頼性の対象を従来の商品領域だけではなく広く考え組織や社会システムの信頼性問題へも対応することが重要である.また信頼性のみならず都市の防災など社会システムの安全性問題は過去から普遍的な問題で未だ解決されていない.このような組織や社会システムを含めた信頼性, 安全性の技術を確立するためには変化への対応能力が必要である.従来の狭義の信頼性, 保全性, ディペンダビリティ, さらに安全性のみならず, 変化への対応と価値増大への貢献が求められている.そのための概念が進化である.商品やその構成要素の信頼性のみならず, 組織, システム, 経営, 社会の信頼性問題, さらに思想や技術の信頼性も新世紀の信頼性学会の研究課題である.
- 日本信頼性学会の論文
- 2001-01-25
著者
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