Parkinsonismおよび脳血管障害患者のCerebroventricular Index (CVI)と運動機能の関係
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概要
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Parkinsonismの患者21名と, 脳血管障害(CVA)83名の合計104名を対象に, 脳室拡大の程度と歩行をはじめとした各機能との関係を検討した。その結果, parkinsonism群では, CVA群に比し有意な脳室の拡大を認め, 中でも, Bicaudate CVIに明らかな差を認めた。また, parkinsonism群のBicaudate CVI 22.1%を基準に分類すると, 上群に比し下群の方が退院時の歩行レベルがよく, また人・退院間の改善度は優っていた。一方CVA群では, 重症例程, 各CVI値が高い傾向はあるものの, Bifrontal CVIには明らかな差を認めなかった。また, 一般にいわれるBicaudate CVI 20%基準にて分類した場合も, その上・下間での運動機能(12段階), ADL, 知能スケールには有意差を認めなかった。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1988-07-10
著者
-
佐野 憲康
公立日高病院リハビリテーション技術科
-
神田 満
公立日高病院リハビリテーション科
-
斉藤 公明
公立日高病院内科
-
神田 満
公立日高病院リハビリテーション科:公立豊岡病院リハビリテーション科
-
佐野 憲康
公立日高病院
-
廣内 恒
公立日高病院内科
-
谷口 典行
公立日高病院
-
斉藤 公明
公立日高病院 内科
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