オオクラホテル新潟の基礎
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概要
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本報告は新潟地震による被害の主要原因である砂質地盤の液状化について検討し, このような地盤上に建つ高層建物の基礎設計に関するものである。本敷地は地震時の被害が最も激しかった地域であり, 地盤調査の結果とその砂層の土質試験結果を示している。また砂質地盤の液状化については東京大学の大崎教授の意見をあげている。新潟市の地震活動度については, 河角博士の限界加速度分布による方法と金井博士の地震動スペクトル式の2方法で試算し, さらにH.B. Seed教授らの考え方を加味し, 今後の予想をしている。そしてこの予想に従って考えられる基礎の設計案として3つの案をあげている。それは, 液状化をそのまま考慮した案で現場打ち鉄筋コンクリート地中壁を永久構造体とする考えと, 場所打ち鉄筋コンクリート地中壁を仮設的に利用する考えと, 液状化を防止する考え方に基づき全垂直応力を大きくして, 間隙水圧の影響を少なくし, また間隙水圧の増加を減少させようとする考えの3つであり, おのおのその利点と欠点を示している。更に地震応答解析上考慮した点にもふれている。
- 1983-06-15
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