沖積シルトの圧密非排水三軸圧縮試験

概要

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この研究は, 東京下町低地の沖積粘性土を練り返したあと大型圧密試験機で再圧密して作った土, 及び現場でサンプリングした乱さない土の圧密非排水三軸圧縮試験(<CU>^^^-試験)を行い基本的力学特性を調べたものである。大型圧密試験(直径250mm, 高さ140mm)では圧密中の沈下量, 間隙水圧, 側方及び底板面土圧などを計測し, モールドと土もしくは載荷板との摩擦が4割近くあるとしている。また<CU>^^^-試験結果に与える載荷ロッドと圧力室との摩擦, ゴムスリーブ張力, 圧密時排水量補正の影響を検討し, 前2者は軸差応力を1.2〜1.4%過大評価し後者は4.5%過小評価するとしている。このあと練返し再生密土を鉛直と水平方向に切り出し両者の<CU>^^^-試験結果を比較したあとサンプリング土の<CU>^^^-試験結果を検討している。得られた結果の主なものは次のとおりである。1)練返し再生密土の<CU>^^^-試験結果から有効内部摩擦角φ'は鉛直・水平切出し供試体ともに同じであるが, 間隙水圧の発生は水平切出し供試体の方が大きく軸ひずみも大きい。2)サンプリング土のストレスパスを描くことにより応力履歴が推定できる。
1980-03-15