P11 トウジンビエ作物-雑草複合における雑草型形質の遺伝様式
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概要
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トウジンビエPennisetum glaucumはアフリカやインドの半乾燥地で重要な穀類である。西アフリカのサヘル地方ではトウジンビエの畑に高頻度で脱粒性の雑草型トウジンビエが随伴する。作物型・野生型トウジンビエの自然交雑帯で雑草型と同様のものが生ずることが知られているが,野生型が存在しない地域にまで雑草型が広く分布するメカニズムはわかっていない。これまでの研究において,「雑草型」はヘテロ接合体で,そのホモ接合体は不稔らしいことを示す奇妙な結果が得られていた。これを確かめるため,バルク分離法により脱粒性遺伝子座に連鎖した共優性マーカーを作出し,脱粒性ならびに他の雑草型形質の遺伝様式を調べた。
- 日本雑草学会の論文
- 2004-04-16
著者
-
三浦 励一
京都大学農学研究科
-
寺内 良平
岩手生工研
-
三浦 励一
京都大・農
-
寺内 良平
岩手生物工学研究センター
-
三浦 励一
京大院農
-
三浦 励一
京都大学農学部雑草学研究室
-
三浦 励一
レッドデータブック近畿研究会
-
三浦 励一
京都大学農学部
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