弾性基礎上の4辺自由板の級数解
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概要
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弾性基礎上の4辺自由板を対象とした場合, 固有持動モードを求めることが簡単でないため, 弾性基礎上の板の解析はこの級数解による方法は利用されていない。これらの状況を考えて, 本文は固有振動モードを利用して弾性基礎上の4辺自由板を解析するために有益な資料を提供しようと考えたものである。なお4辺自由板の固有振動解析については。既に幾つかの方法が提案されているが, 本文では両端自由ばりの特性関数を変位関数として用いたRitzの方法を利用した。また本文の級数解による解法は, Winkler基礎上の有限長ばりの解を求めるためにHetenyiが用いた解法を板の場合に拡張したものである。この方法はCheungらのFEMによる結果とWinkler基礎に対してほぼ一致している。しかし, 半無限弾性体の場合, 接触面での連続条件に対する計算上の取扱いなども違うため, 結果には多少の差異がみられる。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1980-12-15
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