資本と負債の推定を用いた倒産判別モデルの研究
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概要
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本研究では資本と負債の両面を考慮した倒産判別モデルを提案する.具体的には, 日々変化する株価を株式市場の投資家による企業評価と考え, 資本の時価総額を推定する.この際にベータ値推定法により資本の時価総額を推定する, 一方, 企業の負債は1事業年度ごとの金額しか公表されていないので, 日々の負債額を推定するのは困難であるが, オプション価格の評価に用いられているBlack-Scholesモデルを援用して負債推定を行う.この日次の資本の時価総額と負債の推定を用いた倒産判別モデルにより, 従来では1事業年度ごとにしか行えなかった倒産判別が日次で行えることが可能となった.また, 実証分析において本モデルの妥当性を示すことができた.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 2000-12-15
著者
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