役割ストレッサーと精神的症状および転退職意図との関係における調整要因としてのワーク・コミットメント
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概要
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本研究の目的は, 男性従業員262名において, ワーク・コミットメント(職務関与と組織関与を含む)が役割ストレッサー(役割葛藤と役割曖昧を含む)と精神的症状あるいは転退職意図との関係をどのように調整するかを検討することである.階層的重回帰分析の結果, 役割ストレッサーとワーク・コミットメントとの, 検討した12の交互作用の中の7つが有意であった.さらに分析の結果, 高程度のワーク・コミットメントが役割ストレッサーと精神的症状あるいは転退職意図との関係を増悪させることが確認された.この結果は同一性理論から導出された仮説をある程度支持するものである.結果と将来の研究課題について考察を加えた.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1997-12-15
著者
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