多品目多段階生産在庫システムにおける経済ロットサイズの決定
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概要
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多種類の製品を生産する多段階生産在庫システムにおいて全処理-資材の発注, 半製品の製造, 最終製品の組立てなどーのロットサイズを決める問題を, 全体的最適化の立場から論ずる.各品目の需要は確定的かつ定常で, ロットサイズは時間的に不変である.処理の段取費fixed chargeと線形の在庫保管費からなる総費用の時間当り平均を最小にする全処理のロットサイズを求めたい.この問題を数理的なモデルによって記述し, その構造を解析し, さらに, 新しいアルゴリズムを提案する.すなわち, (i)対象システムを多品目かつ多段階のシステムに拡張して扱う, (ii)echelon inventoryに注目する従来のアプローチを廃して, 直接に実際に在庫点に置かれている在庫installation inventoryについての平均在庫水準を見積り, 逆数関数reciprocal functionと称する関数の解析解を利用して解く.最後に提案する解法により数値例を解く.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1995-12-15
著者
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