結合型混合発注方式の性質
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概要
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定期的に必要量を求めて発注する定期発注方式と必要な時点で定量を発注する定量発注方式とが発注方式の代表であるが, それらを理論的にどう選択するかについては従来からあまり検討されていない.ここではそれらの選択基準を考察し, その延長に両方式を特徴づけているそれぞれの制御機構を一つの方式に組込むような混合発注方式の有効性について検討する.それは, 需要予測値に基づいて逐一発注点を計算しておきそれを切った時点で予測・フィードバック機構を働かせた定期発注型の発注を行う方式で, 換言すれば定期発注方式における予測・フィードバック機構と定量発注方式における発注点のオンオフ制御機構を結合させた方式ともいえる.現象的な挙動としては不定期・不定量の方式となるが, 本稿ではそれらの挙動を解析することで, 定期や定量の個別の方式を採用するよりも同一品切率を維持しながら安全在庫量水準をより低減できるなど, 当該方式の諸性質を明らかにする.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1994-08-15
著者
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