東北地方における研究リソース(研究者数)と共同研究プロジェクト数の関係について
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概要
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本研究の目的は,東北地方を対象に共同研究プロジェクト数と研究リソースとしての研究者数の配置の関係を,さまざまな視点から分析し,比較考量することで,共同研究を誘発する要因を見出し,今後の地域科学技術政策への一助とする知見を得ることにある。分析データは筆者のアンケート調査結果(1993年)に基づいており,研究リソースとしては,研究分野別,研究機関別(大学,公立・公設試験場,民間等)に研究者数の配置(基礎,応用,開発研究別)状況が概ね把握できていることに加え,共同研究プロジェクト数については研究機関および研究機関間でのプロジェクト数が把握できている。分析は,研究者の配置から仮設的な4つのモデルにより計算された共同研究の理念的な分布と,実際に行われている共同研究の分布との間の乖離度を測る方法で行っている。得られた主な結論は,農林・水産分野では研究者の集積が高いにもかかわらず集積規模の共同研究を誘発する効果は相対的に低い状況にあること,物質・加工分野においては研究種別の補完的関係が一定共同研究を誘発する要因に結びついていることを示している。
- 2003-09-19
著者
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星野 〓二
福島大学
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星野 〓二
Faculty of Economics, Fukushima University
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新家 健精
School of Information & Communications, Fukushima College
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新家 @健精
School Of Information & Communications Fukushima College
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