東北地方における科学技術政策の展開と今後の方向 : アンケート調査結果にみる現状と将来展望
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概要
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本調査研究の目的は、東北地方の研究機関を対象に、研究活動の現状や地域の科学技術政策に対する関心や期待される点をアンケート調査によって明らかにし、今後のあるべき政策に関する方向の一端を見出そうとするところにある。本アンケート調査は、東北地方に所在地のある365の研究機関の代表者に調査票を郵送するかたちで実施された。ここでの研究機関は、大きくは、次の4グループに分類されている。具体的には、大学関係、国立試験研究機関、公設試験研究機関、そして民間その他の研究機関である。アンケート回収数は177であり、半数近い回収率となっている。研究活動では、東北地方の地域特性を反映して農林・水産分野が活発であること、また本地方に展開されている物質・材料・加工分野、情報・電子・通信・ソフト分野も比較的活発であること、将来はライフサイエンス、環境、生活・教育・文化分野が期待される結果になっている。また、共同研究では、幅広く基礎研究をカバーしている大学の役割の増大が予想されている。研究員数は、基礎、応用、開発の3研究種別にほぼ均等に分布していることが確認された。産業化の支援に関しては、民間では自組織で行う方向に、大学関係及び公設試験研究機関では新たな地域支援システムの構築を希望していることが明らかにされた。
- 研究・技術計画学会の論文
- 1995-10-01
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