ジョブの到着間隔に自己相関のある単一工程の待ち時間について : 個別生産管理の基礎研究
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概要
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個別生産工場では, 製品の製造リードタイムを見積もることが重要であるが, それにはジョブの加工待ち時間をいかに見積もるかが鍵になる.ジョブの製造経路がタンデム型やネットワーク型になっている工場で発生する待ち時間を求めるには, 各機械を独立な一工程と考え, それらの工程から生ずる待ち時間の平均値を見積もり, 製品別にその品物の製造経路となる工程の平均待ち時間を合計すればよいという考え方がある.この考え方で平均待ち時間を見積もる場合は, 各工程へ到着するジョブの到着間隔に自己相関が生ずることを考慮しなければならない.本報ではまず, 到着間隔に自己相関がどの程度発生するかを調べ, 次にこれによる待ち時間の平均値および標準値への影響をシミュレーションによって明らかにした.そしてこのような方法で待ち時間を見積もる場合に, 注意しなければならない点をいくつか指摘した.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1983-04-15
著者
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