到着する仕事量の変動が待ち時間, 遊休率などに与える影響 : 個別生産管理の基礎研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
個別生産工場では, ジョブ(客)の到着間隔および加工時間がばらついており, その値をあらかじめ予測することはできない.したがって, ある場合には, 到着した仕事量が多くなり, 客は長く待たされるのをきらって立ち去ることがある.このようなことを防ぐため, 工場側では臨時的に工程能力を増加し, 待ち時間を減らす努力をするが, そのタイミングを誤ると逆に工程に遊休を生じるおそれがある.本研究では, ジョブの到着量が極端に変動する場合を想定し, それが待ち時間, 客を失う率, 工程の遊休率などに与える影響を数値計算を通して調べる.計算した結果, これらの特性値はそれぞれ異なった応答遅れを起こすことがわかった.そして, 到着する仕事量の変動を吸収するために臨時的に工程能力を増減する場合、それを行う指標とタイミングのとりかたについて検討した.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1981-10-15
著者
関連論文
- 特急Jobの待ち時間への影響について : Shop Timeの設定に関する研究(第5報)
- Stop Timeの設定に関する研究(第4報)
- 受注残管理論研究の提唱
- 臨時的生産能力増加によるコントロールの方法 : 期間山積計画法に関する研究(第3報)
- 個別受注生産型工場におけるオーバータイムの重要性 : 個別受注生産型工場の需要変動への対応策(現代経営学の新動向)
- 臨時的生産能力増加によるコントロールの方法 / 期間山積計画法に関する研究(第3報)
- 個別受注生産型工場における生産能力による緩衝および統制の意義
- 遊休に対する緩衝としての受注残の効果 / 期間山積計画法に関する研究(第2報)
- 遊休に対する緩衝としての受注残の効果 : 期間山積計画法に関する研究(第2報)(1985年春季研究発表抄録)
- 基間山積計画システムの到着仕事量と期末受注残および遊休時間分布の分析 : 基間山積計画法に関する研究(第1報)
- 期末受注残分布の分析と残業の効果 : 期間山積計画法に関する研究(第1報)
- ジョブの到着間隔に自己相関のある単一工程の待ち時間について : 個別生産管理の基礎研究
- 工程能力増加によるコントロールについて
- 相互待合せ型工程のショップタイム推定に関する研究
- パラレル型工程の平均待ち時間の推定式 : 個別生産管理の基礎研究
- 到着する仕事量の変動が待ち時間, 遊休率などに与える影響 : 個別生産管理の基礎研究
- ジョブの到着間隔に自己相関のある単一工程のショップタイムについて
- 負荷量に制限を設けた場合の単一工程の待ち時間について : 個別生産管理の基礎研究
- ショップタイムに関する研究 : フロー型ワークセンターの第2ワークステーションへの到着間隔について
- 計画リ-ドタイムの設定に関する研究-3-待ち時間推定式の作成
- 計画リ-ドタイムの設定に関する研究-3-(待ち時間推定式の作成)