非線形関数の直感的学習について
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概要
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線形な特性を持つ因果関係に対して, 人間が優れた学習能力を持つことはよく知られている.一方, 従来なされてきた非線形関数の学習実験では, 説明変数の持つ効果の和として関数値が定義される関数が使われ, それらは学習可能との結論を得ている.そこで, 説明変数の交互作用効果を含む非線形関数の学習も可能であるかということと, 非線形関数の学習にあたって人間が線形関数に対する学習力を利用しているのではないかということが考えられる.本研究では, 非線形関数をいくつかの線形関数の組合せとして学習している, という仮説に基づきどちらも二つの線形関数の組合せであるが, 説明変数の効果が独立なものと, 交互作用のある2種の非線形関数に対して実験を試みている.結果は, 後者のほうが学習成績がよく交互作用のある場合も学習可能であった.また各線形部分に対し異なる適応を示していたが, 仮説を直接的に支持する明確な証拠は得られなかった.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1975-06-30
著者
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