カルスの生長および分化に及ぼすN-Phenylcarbamate系除草剤の影響について
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概要
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CIPC(isopropyl N-(3-chlorophenyl)carbamate)とMCC(methyl N-(3,4-dichlorophenyl)carbamate)がイネカルスおよびニンジンカルスの生長に阻害作用をもち,しかも光合成阻害以外の生長阻害機作をもつことが明らかとなった。さらに,CIPCとMCCはニンジンカルスの芽の分化に及ぼす影響は異なっており,CIPCは非常に強い阻害力をもっていたがMCCは弱かった。これはCIPCとMCCの作用機作に異なるものがあるということを示していると考えられる。また,MCCのイネとニンジンの間の選択除草性はカルスの生長に対しては発現しなかった。
- 日本雑草学会の論文
- 1969-08-30
著者
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