主要畑夏雑草の発芽性
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概要
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主要畑夏雑草の休眠性,発芽性について検討した。1.メヒシバ種子の休眠性は熟度によってほとんど差がみられなかった。休眠覚醒には埋土処理が最も有効で,越冬後には休眠から覚醒する。風乾貯蔵の場合は温度域の高い変温下で休眠覚醒が促進される。出芽と土壌水分との関係では,他車種や陸稲にくらべ低水分域に適応性が高い。2・オヒシバの風乾種子は貯蔵期間が長くなるにつれて休眠が深くなると推定されるが,適当な変温条件を与えれば覚醒する。貯蔵中の高温変温条件は休眠覚醒に有効で,埋土処理は必ずしも必要でなく,この点メヒシバと異なる。またメヒシバと逆に高水分域に出芽の適応性が高い。3・オオイヌタデの休眠覚醒には湿潤低温が有効である。4.スベリヒユの休眠は浅い。出芽に適する土壌水分はかなり高い。5.アオビユは低温発芽性が強く,光条件に対する反応は温度段階で異なる。
- 日本雑草学会の論文
- 1974-03-25
著者
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