輸入ペレニアルライグラスストローからのエンドファイト毒素の検出(短報)(毒性学)
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概要
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1997年から1999年にかけて, アメリカから輸入したライグラスストローを給与していた29農場で, ライグラススタッガー様症状を呈する異常が発生した.ストロー中のロリトレムB濃度は972〜3, 740ppb, エルゴバリン濃度は355〜1, 300ppbであった.スロトー中のロリトレムB濃度は, 多くの事例でオレゴン大が提示している毒性基準値以下であったが, 基準値以下でも発症しうることが示唆された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2001-08-25
著者
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宮崎 茂
(独)農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所
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宮崎 茂
農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所 安全性研究チーム
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山中 典子
(独)農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所安全性研究チーム
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宮崎 茂
独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 動物衛生研究所
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吉岡 都
農業技術研究機構動物衛生研究所
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宮崎 茂
農業技術研究機構動物衛生研究所
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福村 恵
農業技術研究機構動物衛生研究所
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山中 典子
農業技術研究機構動物衛生研究所
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