犬糸状虫ミクロフィラリア凝集現象の免疫学的解析(寄生虫病学)
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概要
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犬糸状虫ミクロフィラリア(Mf)の凝集現象について, 犬糸状虫感染・Mf血症犬から採取したMfを犬と家兎およびハムスターから採取した血清にてin vitro培養して免疫学的に凝集機序の解析を行った. その結果, 犬糸状虫Mfの凝集現象は抗犬糸状虫抗体, 易熱性因子それにMf分泌・排泄産物から形成された免疫複合体による特異的な現象であること, 生きているMfにのみ発現することが明らかになった. さらに凝集したMfはin vitro培養条件下で27日間の長きにわたって生存したことから, 凝集現象にはMfへの直接殺滅効果がないことが示唆された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2001-08-25
著者
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