PCRによる乳房炎乳汁中のマイコプラズマの検出
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概要
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乳汁を遠心後にマイコプラズマ溶菌用緩衝液で処理したところMycoplasma alkalescens,M.bovigenitalium,M.bovirhinisおよびM.bovisがPolymerase chain reaction(PCR)法により直接検出された.本PCR法の感度は110から1,400CFUであった.本法は乳汁中の少量のマイコプラズマを培養せずに検出できるため,マイコプラズマ性乳房炎の早期に罹患牛の乳汁中のマイコプラズマを検出するのに有用である.結果は12時間以内に入手でき,一般的な培養法に比べて迅速である.本PCR法を用いて30頭の乳房炎罹患牛の乳汁中のマイコプラズマを検出したところ,70%以上の乳汁中にM.bovirhinisが検出された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2001-06-25
著者
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小川 弘
明治製菓(株)薬品総合研究所
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川崎 陽子
明治製菓(株)crセンター
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廣瀬 和彦
明治製菓(株)CRセンター
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兒谷 香里
明治製菓(株)CRセンター
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田中 晃子
明治製菓(株)CRセンター
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安孫子 圭磨
明治製菓(株)CRセンター
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小川 弘
明治製菓(株)crセンター
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