Babesia rodhaini感染マウスのクリンダマイシン治療における脾臓マクロファージの活性酸素産生能および貪食能に及ぼす影響 (短報)
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概要
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Diminazene diaceturateおよびクリンダマイシン (CLM) で治療したBabesia rodhaini感染マウスにおいて, 脾臓重量, 脾臓単核細胞数およびその貪食能は, 治療初期では感染前値に比較して増加し, 治療後期では感染前値まで減少した. 治療経過に伴って脾臓あたりのF4/80陽性マクロファージ数とその活性酸素産生能は非治療群の値に比較して有意に増加した. これらの値はCLM治療群の方がdiminazene diaceturate治療群により顕著に増加していた. このことはマウスバベシア症におけるCLM治療の有効性を示唆している.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2001-05-25
著者
-
牧村 進
宮崎大学農学部家畜内科学教室
-
阿野 仁志
宮崎大学農学部獣医学科家畜内科学教室
-
牧村 進
宮崎大学農学部家畜内科学講座
-
牧村 進
宮崎大学
-
WIJAYA Agus
宮崎大学農学部家畜内科学教室
-
WULANSARI Retno
宮崎大学農学部家畜内科学教室
-
阿野 仁志
宮崎大学農学部家畜内科学教室
-
ウィジャヤ アグス
宮崎大学農学部家畜内科学教室
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