ジャージー種牛にみられた卵巣膿瘍の超音波画像所見(短報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
分娩後, 長期間にわたり無発情で経過するジャージー種初産牛の生殖器を超音波画像で観察した.その結果, 右卵巣が6×6cmに腫大し, 内部に境界明瞭な4×3cmの集塊が映像化された.その構造物は高エコー輝度を呈する組織に囲まれ, 低エコー輝度の病巣を内蔵していたことから, 卵巣腫瘍あるいは膿瘍と診断された.確定診断のため, 周囲組織と癒着した右卵巣の摘出手術を行った.卵巣の大きさは6×6×5cmで, 内部の厚い組織に囲まれた直径4cmの膿瘍には帯黄色チーズ様膿汁が貯留し, ブドウ球菌が分離された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2000-07-25
著者
-
Makondo Kennedy
ザンビア大学獣医学部
-
Bhaiyat Mohammed
ザンビア大学獣医学部
-
Zulu V
Rakuno Gakuen Univ. Hokkaido Jpn
-
ZULU Victor
ザンビア大学獣医学部
-
MWANZA Alfred
ザンビア大学獣医学部
-
PATEL Osman
ザンビア大学獣医学部
-
Patel O
ザンビア大学獣医学部
関連論文
- 正常あるいは奇形胎子を娩出した母牛の妊娠中性ステロイド値の変化
- ジャージー種牛にみられた卵巣膿瘍の超音波画像所見(短報)
- 性腺刺激ホルモン放出ホルモン類縁物質を持続投与されたウシにおける,卵胞刺激ホルモン及びウマ絨毛性性腺刺激ホルモン投与後の血中ステロイドホルモン動態(細菌学)
- 単胎及び双胎妊娠牛の血中エストロンサルフェート濃度の消長(短報)
- Progesterone Concentration throughout Gestation in Cows with Singleton and Twin Pregnancies