Eimeria tenella 免疫ヒナにおける白血球遊走阻止反応
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概要
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ヒナの腹腔細胞を用いて, 直接法ならびに間接法による白血球遊走阻止試験によってEimeria tenellaに対するヒナの免疫を検討した. 直接法では, 腹腔細胞の遊走は第2代メロゾイトから調製された抗原の添加により阻止された. 白血球遊走阻止因子の活性は50,000のオーシスト投与後1週で検出され, 50,000のオーシストを3回反復投与した後, 最終投与よリ3週間持続した. 免疫ヒナの脾細胞を抗原とともに培養した場合, 間接法において正常ヒナの腹腔細胞の遊走を阻止し得る因子が培養液中に産生された. 間接法では, 白血球遊走阻止因子の活性は50,000のオーシストの3回反復感染後5週まで検出された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1980-06-25
著者
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