マウス肝炎ウイルス感染における初期のウイルス増殖およびインターフェロン産生について
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概要
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マウス肝炎ウイルスMHV-D株の静脈内接種に対する初期反応をC3HマウスとC57BLマウスとの間で比較した。C3Hマウスは接種後12〜24時間に脾における著明なウイルス増殖とインターフェロン産生がみられ, 感染に耐過生残した。C57BLマウスでは著明なウイルス増殖はなく, インターフェロン産生はみられず, 接種後5〜6日で全例死亡した。C3Hマウスでは, T細胞依存性免疫機能の発現以前に, 脾由来のインターフェロンによる感染初期のウイルス増殖の抑制があると考えられた。
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1984-02-01
著者
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