コンクリートくいの打込み中に発生する打撃応力
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概要
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Smithが提案した方法で, わが国の地盤性状に応じて諸定数を仮定し打込み時にコンクリートクイに生ずる打撃応力を計算し実測結果と比較している。クイを弾塑性体とすると引張り応力の実測値が説明でき, 引張り破損の位置を示すことができるが, 計算は諸定数の精度を考え完全弾性体として扱っている。計算値と実測値はほどよい一致を示し, 圧縮応力に関しては本法の値はやや高めに, 学会規準の式からはやや低めに出たが圧縮破壊の心配はない。引張り応力は引張り強度にほぼ等しく破壊の可能性がある。a)引張り応力はクイ先端の地盤が軟弱な場合に大きく, b)クイがまだ相当地上に残っている時の地上部分で大きい, c)クイ先端が硬い地盤に到達すると減少する。b)についてはさらに試験グイで確認し, 大崎・阪口が提案した都市地盤の主要な6つの型について試算し, クイ打ち時に地上に突出した部分を詳細に観察することにより引張りヒビワレの発生を探知可能であると結論し, 6つの型に対する打撃応力のパターンを提示している。
- 1977-09-15
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