鋼管ぐいの座屈と端部補強
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概要
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鋼管グイの圧縮座屈の問題を短柱鋼管の静的圧縮試験結果に基づいて説明することを試み, 現在使用されている板厚半径比の範囲で塑性域の圧縮座屈による座屈応力度は板厚半径比にほぼ比例すること, 応力上昇率もほぼ同様に増加すること, 母材の引張降伏応力度と関連させた座屈応力度の式を示し, 鋼管の圧縮降伏応力度と応力上昇率を考えて座屈に対してある一定の安全率を有するように許容応力度を決める場合の基準値を与える式を提案している。クイ端部の補強バンドについてその影響あるいは効果を実験と有限要素法による解析によって調べ, クイ頭部では溶接部分に応力集中が生じ補強バンドのある方が座屈しやすい傾向があるので使用は望ましくないこと, クイ先端部では有効であるが, 1)板厚は鋼管の板厚と同一にする。2)長さは鋼管外径の1/2以上かつ300mm以上。3)内側より外側の方が望ましいと述べている。
- 1975-06-15
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