セメントバチルスの生成を利用した軟弱土の安定処理法(その1) : 処理土の基本的性質について
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概要
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軟弱土や各種汚泥を対象とした安定処理材や安定処理工法の研究・開発の一環として, セメントバチルスによる処理土の基本的性質を調べた結果の報告である。実験は木節粘土, 砂, シルトを対象として, これにアルミナ源としての立川ローム, 消石灰および石膏を添加する方法により行ない, 3日〜28日の材令の混合土に対して力学試験, 物理試験およびX線回折を行なって次の結果を得た。1)一軸圧縮強度は材令, 添加量が増すとともに増大するが, 含水比は材令とともに減少する。2)処理前後における圧密特性に変化は認められない。3)コーン支持力と一軸圧縮強度およびCBR値との間には比例関係が認められる。4)液性・塑性限界は材令, 添加量が増すとともに高くなる傾向にある。5)セメントバチルス回折線強度の計数率が大きくなるほど圧縮強度が増大する傾向がある。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1976-12-15
著者
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