地下アーチ構造物の側部開削に伴なう挙動解析と測定管理について
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概要
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大阪駅東口の梅田架道橋下において地下鉄アーチ構造物の側部を開削し, 阪急ビルとの連絡通路を建設するに際して行なった地下鉄アーチ構造物の挙動解析, 補強方法および施工管理測定に関する報告である。連絡通路工事は掘削幅13m, 延長30mの規模であり, 山留めに地中連続壁を用い地下鉄アーチをタイロッドアンカーで補強して逆巻工法により構造物を施工した。施工に際しては, 連続壁の背面にLWを注入し, 同じくジョイント部分にはジェットグラウトを実施して止水性を高めるとともに, クイで支持されている地下鉄アーチ構造物の下端の空ゲキにセメントミルクを注入して安全を期した。掘削がアーチ構造物に及ぼす影響については, アーチ構造物を30節点の直線バリにモデル化し, 弾性支承上の構造物として解析を行ない, その結果に基づいてタイロッドアンカーの緊張力を決定し, ヒズミ計, 変位計などによって施工中の測定管理を実施した。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1976-12-15
著者
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